共働き家族のお庭づくりとお庭の維持に感じてしまう「負担」のこと(前半)

共働き世代ですが
お庭って必要ですか?
住まいの新築やリフォームを考えるタイミングというのは、夫婦ともにフルタイムで勤務していたり、人生の大きなステップと真正面から向き合っている時だったりします。癒しとなるはずのお庭が、その維持管理が上手くいかないことが原因でストレスになってしまう、なんてことも、残念ながらなくはありません。子育てや介護をしている家族も同様に、手入れにかける「時間」はもちろん、維持に必要な「コスト」も負担に感じてしまいがちです。しかし目先のことでお庭を切り捨てる決断をしてしまうのは、それももったいないです。今は大変だけどゆくゆくは…と、ぜひ少しでも長い目でお庭の存在を考えてみてほしいです。まずは植物を育てる豊かな面とともに、管理の手間やリアルな維持費用についてのイメージを持つことも必要です。今回はお庭づくりのその先、お庭を維持することに感じてしまう「負担」について考えてみます。
お庭にまつわる
「負担」の中身
あくまでも目安ですが、一般的な家庭のお庭の週末お手入れDIYで年間の維持費は2万〜5.5万円程度かかるとされています。肥料や用土・植物などを自分で調達した場合です。また、業者に依頼する場合では、例えば月1回のメンテナンスにおおよそ1〜3万円かかるとすると、年間では10万円以上の費用を考えていくことになります。もちろん地域や業者によって差があり、規模や内容によってはこれ以上となる場合もあります。コスト、時間や労力的な「負担」も、立地や広さなどの条件によってその重さが違ってきます。
広さがさほどない場合/
住宅密集地などでは目隠しフェンスの必要や植物の茂り方、葉の散り方なども考慮することに。日当たりや風通しをコントロールしにくい場合もありますが植栽スペースを工夫して確保すれば、植物を取り入れ楽しむことができます。手入れのいる部分が限定的になることが多く、継続的な負担は比較的抑えられそう。
ある程度の広さがある場合/
隣近所とも距離があり、お庭の使い道を考える自由度は高くなります。しかし広さの分、初期費用・維持費や手間がかかることも。やりたいことがすべてできるとも限りません。維持管理を見越したお庭づくり計画で、継続的な出費や作業を減らす工夫が必要。
お庭お手入れメニュー
年間スケジュール
大まかな季節ごとの代表的なお手入れメニューを並べてみます。
早春(2月~3月ごろ)/
切り戻し、剪定、中耕、バラ植替え・誘引、施肥、マルチング、塗替え、〈乾燥時水やり〉
春~初夏(4月~5月ごろ)/
宿根草の株分け、つる植物の誘引、夏の花へ植替え、収穫、夏~秋咲きの球根の準備、芝刈り、除草〈乾燥時水やり〉
梅雨~夏(6月~8月ごろ)/
枝葉の整理、生け垣の刈り込み、収穫、日よけ、支柱、消毒、台風対策、芝刈り、除草、〈乾燥時水やり早朝・夕〉
晩夏~秋(9月~11月ごろ)/
収穫、台風後の片付け、中耕、施肥、冬~春の花へ植替え、マルチング、春咲きの球根の準備、芝刈り、除草、〈乾燥時水やり〉
冬(12月~1月ごろ)/
切り戻し、剪定、生け垣の刈り込み、防寒対策、イルミネーション、季節の飾り付け、大掃除、〈乾燥時水やり午前中〉
その他、鉢植えの水やり、花柄摘み、草むしり、落ち葉集め、玄関まわりの掃き掃除・拭き上げなど随時。もちろんこれらをすべてやらないといけないわけではありません。
なければないで住まいは大変?!
忘れてはいけないお庭の役割
ここまでくるとただただ「負担」に見えてしまいそうですが、もし、お庭がなかったとしてもお家の外まわりへの気遣いやお手入れが不要になるわけではありません。雨風、日差しに外部からの視線…住まいが無防備になってしまいます。本来、日本の家づくりは「庭屋一如(ていおくいちにょ)」という考えで、家と庭をひとつながりの空間としてとらえてきました。風の通りを考慮した家の間取りに加え、見た目だけではなく機能の観点でお庭を整えることで強い日差しや冷たい北風を防いだり、熱や湿度を調整し、そよ風を呼び込むなど、日本の気候に調和した住まい方の知恵が考えられていたのです。家という建物が羽織る、エコで機能的なアウターのような役割をお庭が担っているイメージです。近年のこの激しい気候のもと、そのような調整役のお庭や、雨が染み込む地面がないとなれば…家の中の環境も過酷になることが想像できてしまいます。お庭をつくることやその維持は、そもそも単なる趣味や贅沢ではないかもしれません。
この続き、後半では、初夏から梅雨にかけた今の時期に気になる、忙しい人も初心者でも付き合いやすい植物をご紹介したいと思います。
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