ちょっとした違いで映えるお庭のクリスマスデコレーション
お庭とクリスマスは相性抜群！？
一周回って自然な飾りを楽しみたい
12月といえば、クリスマス！クリスマスツリーやリースなど、飾り付けを楽しみにしているご家庭も多いでしょう。それにしても子どもの頃に映画で観たクリスマスのシーンは驚きでした。豪華できらびやかでスケールも大きくて、まさに憧れの外国。画面のこちら側で圧倒されるほどだったことを覚えています。いまは日本でも街中で贅沢なクリスマスイルミネーションやデコレーションを見ることができるようになりましたし、家庭用の手軽なクリスマスグッズもあふれるほど並んでいます。でも時代は2023年。一周回って豪華さではなく、チープさでもない、自然であたたかなクリスマスを楽しみたい。そこでお庭に注目です。そもそもクリスマスカラーのグリーンはヒイラギの葉や常緑樹の葉に由来しているという説もあるように、お庭とクリスマスは相性抜群なんです！
「記憶に映える」クリスマスを！
お庭デコを楽しむ3つのヒント
お庭づくりの現場目線で、お庭のクリスマスデコを素敵にするヒントをまとめてみました。
ヒント1：まわりの景観に馴染ませる
お庭も街の景観の一部。周囲におかまいなしでは映えるどころか浮くことに。
ご自宅があるのは閑静な住宅街？賑やかな商店街？歴史を大切にする街？
通る人にも喜んでもらえるかという目線で、まわりに馴染んだデコレーションを。
ヒント2：手づくりがステキ
イルミネーションなどを既にお持ちなら、
手づくりデコレーションをプラスしてみてはいかがでしょうか？
あたたかみを演出できるのはもちろん、DIYの過程そのものが家族の素敵な思い出に。
ヒント3：お庭の素材を活かして
お店に並ぶ季節の植物は、もうそれ自体がクリスマスにぴったり。
お気に入りの鉢を用意して特別な寄せ植えを楽しみましょう。
赤×緑の葉色の植物をポイントにするのが定番ですね。
生垣の伸びた枝、ポタジェのハーブ、木の実や松ぼっくり、
枯れ枝や石ころだって、立派なデコレーションの材料です。
意外とできちゃう！？
おしゃれなクリスマスDIY
次に、お庭に飾って楽しめるクリスマスDIYアイテムを6つご紹介します。
DIYのアイデア1：折り紙でバーンスター
バーンスターとは、納屋の入口に吊るす魔除けや幸運のシンボルとされる飾り。本来はブリキ製ですが厚めの紙と木工用ボンドがあれば、折り紙が得意な日本人は簡単に手づくりできます。ペイントで柄や風合いを表現するとまるでヴィンテージのバーンスターのようです。 クリスマスにもぴったり。
DIYのアイデア2：葉っぱや木の実のギフトタグ
贈りものに、枝・葉・実などお庭の素材をプラスするだけでクリスマスらしさアップ！例えばまつぼっくりなら、白・金・銀にペイントすると冬の雰囲気が増します。針で穴を開けて糸を通したり、真鍮の手芸用ワイヤーやひっかけ金具などを使って結びやすくしておくとギフトを受け取ってもらったあとも楽しんでもらえます。ひもやリボンの色でクリスマス感を出しましょう。
DIYのアイデア3：リース
壁や扉に飾るリースには魔除けや開運、永遠などの意味が込められているそうです。100円ショップにもあるリース台を使えば簡単。ユーカリ、コニファー類、ハーブなど数種類の剪定枝を、手芸用のワイヤーで結び付けながら全体にバランスよく重ねていきます。 大きめのリボン、まつぼっくりやベルなどを添えるとアクセントになります。ちなみに「フライングリース」とは、天井から水平に吊るすタイプのリースのこと。土台となる輪っかの裏表両面に枝を重ねて行きます。リボンなど軽やかな素材を垂らして優雅さを演出するのがポイントです。
DIYのアイデア4：スワッグ
壁に飾りやすいスワッグは長い枝の上に短い枝を重ねて束ねていきます。吊元をしっかり手で握りまとめながら紐で縛りかたちを整えリボンをつけます。なお、ローズマリーは香りもよくお庭から収穫しやすい素材ですが、乾燥するとパラパラと葉が落ちるため、リースにもスワッグにもあまりおすすめしません。
DIYのアイデア5：はぎれのリボン
お気に入りの生地や着なくなったよそ行きの服などを3cm幅程度にハサミで切りテープ状に。クタッとしたり、少し光沢があったりと異なる素材の組み合わせが植物とマッチして、素敵な風合いを演出します。お庭の樹木や手づくりリースなどに結んでみて。
DIYのアイデア6：ドアのリペイント
リースを飾り付ける前に、大掃除も兼ねて玄関や小屋などのドアを塗替えてしまいましょう！まずはきれいに汚れを落として、必要に応じ下塗り材を使い下処理を。周囲を汚さないようにマスキングテープなどで養生したらペイントスタートです。コツは高いエリアから、低いエリアへと塗り進めること。1度に塗り上げようとせず、1層目、2層目…と乾かしながら進めましょう。よく乾燥させ、仕上げ剤で保護します。勇気と家族の理解が必要ですが、達成感の大きい、とっておきのDIYです。
クリスマスからの年末年始、
お庭から家族の時間を彩りたい
考えてみれば樹木の剪定作業だってデコレーション。ふだんは気にも止めないような枝のかたちがクリスマスイルミネーションの影となり雰囲気を引き立てます。クリスマスが終われば、世の中は急速にお正月モードになりますが、せっかくのデコレーションをすぐに撤収しなくても大丈夫。新年への希望を込めた色のリボンや、お正月らしい縁起物に取り換えるなどして、年末年始までたっぷりとアレンジを楽しみましょう。家族や友人、恋人など大切な人と過ごすことが多いクリスマス。そんなしあわせな時間をお庭から演出することができたら、こんなに嬉しいことはありません。
MERRYの公式ブログ
『おしゃれだねといわれる
お庭をつくるアイデアブック』の記事をもとに
毎月おおよそ22日に更新していきます。
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