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サボテンすら枯らす人に見られる3つの共通点

植物を枯らしたことのない人、なんていないと思います。
きっと誰でも一度は枯らしてしまった経験があるのではないでしょうか?
私たちも、もちろんあります。
昨年末もお店で育てていた植物を枯らしてしまいました。
感染症で予定外の不在が続いてしまい、新しい根が伸びつつあった一番のタイミングで水の管理が行き届かず…しばらく様子を見ましたが、力尽きてしまいました。
お客さまに分けてもらったものでしたのでとっても残念でした…。

植物だって生きているので、そもそも枯れないことはないのですが、
何度か枯らしてしまって「自分は植物育てるの下手だな」と苦手意識を持ってしまった方も多い気がします。
そこで、私たちが考える「植物を枯らしがちな人に見られる3つの共通点」についてまとめてみました。

サボテンすら枯らす人に見られる3つの共通点

①気が多い(忙しすぎる)
私たちは忙しいのに、色んなことに同時に興味を持ってしまいます。

週末に行ったDIYショップでたまたま見かけ、一目ぼれして買った一鉢。
買ったその日は眺めて楽しんでお世話もできたつもりだったんだけど…。
忙しい一週間が始まると…
「私の一日はお花どころじゃなかった!」
帰宅するとお水が切れて元気がないのに気づきながら、水差しもないからコップ1杯の水を
「とりあえず与えておこう。」
数日後、「この間お水をあげたからまだ大丈夫でしょう。」
花より先にしないといけないことが出てきてしまってついつい放ったらかしに。
こうしてどんどん弱ってしまう…
このような感じでしょうか?

植物は疲れた心を癒してくれますので、忙しい人は特に週末に植物を衝動買いしがちです。
しかし、そこでうまく育てられなかったり枯らしてしまったら余計に悲しくなってしまいますね。

〈そんな私、どうする?〉

→そんな方は、購入する前に
その日のうち、もしくは週のうちに植え替えができるか?
を一旦考えてみるのもいいですね。
余裕のあるタイミングで植物を購入できるとお世話のスタートもうまくいきやすいです。

→そしてぜひ園芸グッズも一緒に購入することをおすすめします。
例えば気に入った鉢や、じょうろ・水差し・霧吹きなどのお水やり道具、又はこだわった土や肥料など。
グッズがあると忙しくても少しの時間をわざわざ作ろうと思えますし、忙しい方にこそ効率UPの園芸グッズはぴったりです。

→また、根っこのない植物を選ぶのもいいと思います。
忙しい時は生花を1本、身近に飾ってみてはどうでしょうか。
ドライに仕立てて行けば、結果は同じ「枯らす」かもしれませんが小さな命をめで、感謝しながら楽しめます。



忙しい方にこそやすらぎをもたらしてくれる植物ですので、ぜひ無理をせず手の届く範囲で楽しんでいただきたいです!

②植物を専門店で買っていない(生き物だと思っていないかも?)
植物をおしゃれ感覚で扱っている方も枯らしてしまいがちかもしれません。

おしゃれなインテリア雑貨として販売される植物の中には、その成長よりも手軽さや流通時のメリットが優先されているものもあります。
根がしっかり根付いていない中で輸送されたり、途中でこぼれないようにカチカチの土に植えられていたり。お店で出会った時にはすでに瀕死状態であることも…。
そのような雑貨感覚の商品は気分が変われば捨てられてしまい、環境にもよろしくないことが多い気がします。

〈私そうかも。どうする?〉

→植物を本当に育てて楽しみたいのなら、園芸やインテリアの専門店でアドバイスを受け適正価格の商品を選ぶ方がいいです。
ぜひ一度選ぶ場所を変えてみてください。植物は何も言いませんが、雑貨というよりも感覚的にはペットにより近い存在です。

→また、アーティシャルフラワーなどそもそも「造りもの」の植物を取り入れるのもいいかもしれません。
育てる楽しみはないものの、手軽に生活に色どりを加えることができますし、工夫次第でさまざまな楽しみ方、喜ばせ方ができます。

③植物の特徴を知らない(流行りの植物をなんとなく集めていませんか?)
そして、植物の特徴を知らないで育てる方も枯らしがちです。

植物にはそれぞれ、好む生育環境があります。
置き場所・植え場所、水の管理、肥料、植え替え、剪定、気を付けておきたい病気や害虫などなど…。育てる際のポイントがそれぞれに違います。
これを知らないと、やっぱり上手く育てられません。

〈そんな難しいこと、抜きにしましょうよ!〉

→色々と覚えるのは難しそうですが、手掛かりとして一つだけ知っておけば役に立つことがあります。
それは植物の原産地です。
もともとはどんな地域に育つ植物なのか、を知るのです。

例えばタイトルのサボテン。サボテンを枯らさないためにはまず、どんな地域に自生しているかをイメージしておきたいです。
サボテンと言えばメキシコ原産。
サングラスにつば広のメキシカンハットを被った可愛いサボテンたちがマラカスを持って荒野歩いているのを想像してください。
こんな感じで楽しくイメージを頭にインプットすれば原産地を覚えるのは結構簡単です。

陽気なメキシカンだったら、
置き場所は暗い場所より明るい場所。
土はカラッと水はけがよいもので栄養分は豊富でなくて良さそう。
毎日決まった時間に水を与える必要もなさそう。
じゃあどんなタイミングで水やりするんだっけ?

と、こんな風に原産地の気候を想像しながら育ててあげれば良いのです。

こうして原産地を調べて、世界の気候を知ったり、その植物が日本にやってきた歴史を考えるのもまた、植物を育てる楽しみの一つです。
ただしかし、大まかにサボテンと言っても、その種類によって育て方が違ったりもしますので購入時のラベルの情報は一度は確認しておくこと、そして異変に気付くために日々のさりげない観察は大切ですね。

例えば、この頃はオーストラリアが原産のオージープランツが大人気です。
常緑性で目隠しになったり、ユニークな葉の色や形、そよそよと風に揺れる様子、などなど。日本に自生する植物とは一味違った魅力を持ちモダンな建物や空間を引き立てます。
オーストラリアというとコアラやカンガルー、日差しが強く乾燥している、というイメージを持ちます。
なので、どのオージープランツも「日差しや乾燥に強い」という印象を持ってしまいがちです。
けれども実際は全てがそうとも限りません。
もしそれが沼地に自生する植物であったならば、やはり乾燥しすぎや水切れには要注意で、例えオージープランツの仲間であっても日々のお水やりを気にかけてあげないと簡単に枯れてしまいます。

ですので、日本に自生しない流行りの植物を取り入れる際はぜひ下調べをしておきましょう!
風通しを好むもの、直射日光を嫌うもの、夜の照明を嫌うもの、世界中のあちらこちらから集まった植物は人間の言葉や習慣の違いと同じように生育環境の好みも様々です。

お祝いやお礼に植物をもらって、名前すらわからない!という時もあります。
そんな時はスマホの画像検索機能が便利です。100%が正解ではありませんが育て方のヒントにたどり着けると思います。いちいち調べてみてください!

まとめ

さていかがでしょうか。
「サボテンすら枯らす人に見られる3つの共通点」を上げてみました。
冒頭のように、誰でも枯らすことはあります。
1度の失敗に落ち込まず、ぜひ何度でも挑戦してみて欲しいです。
もし枯れたままになってしまうのであれば景観的にも防犯の観点からもちっとも良くないです。
でも、失敗しても工夫をして再挑戦することは私たちの人生にとって有意義なことだと思います。
園芸店の方も「あなた、もう2度と育てないでください!」なんて言わないでしょう。身近な地域にいる方のアドバイスは本やネットの情報よりしっくりくることが多いです。きっと親身に教えてくださいます。
失敗を繰り返したあなたも、きっといつかはマイスターです!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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