くらし・手づくり・ガーデニング
『お庭に家族の笑顔を増やしたい』
鹿児島出水の小さなお庭屋さん、SANPOH社の「手づくり」研究室
研究ファイルNo.21 春の応援団!
好きな言葉はなんですか?
と聞かれて一番に頭に浮かぶのは
「やがて、いのちに変わるもの。」
というあの有名なお酢のミツカンさんのコピーです。
忘れないように
我が家の冷蔵庫には
「まごわやさしい」といっしょに
「やがて、いのちに変わるもの。」
の言葉を書いて貼っていたこともあります。
2年ほど前、小さないのちとのお別れを経験しました。
卵より軽く、手のひらより小さく
透き通るように真っ白で
でも、ちいさなちいさなできたばっかりの両手を胸に合わせて
やさしくにっこり笑っているような姿でした。
元気いっぱいの立派ないのちでしたが
ママはそのいのちを異物と間違って
ある日攻撃してしまったようです。
頭では理解しても心と体はついて行きません。
ちっとも笑えず、賑やかな雰囲気は気持ちに合いませんでした。
そんな冷たい気持ちを少し元気付けてくれたのが
通っていたあるお客さまのお庭です。
ちょうど今頃でした。
体を動かして悲しいことを忘れられたというのもありますが
冷たい風の中どんどんつぼみを膨らます木の枝や小さな新芽、
暖かい春を健気に待つ草花の姿に気持ちが温かくなりました。
そして冬枯れの芝生に立てば、足下からじんじんと本当に強力なパワーを
与えてもらっているのを感じました。
庭の仕事ってなんて幸せなんだろう。
その時初めて思いました。
そして幼いころの思い出がよみがえります。
みんな庭にいた・・・。
最近やっと一つ乗り越えられた気がしています。
庭仕事、ほんの小僧のわたしです。
でもお庭への感謝の気持ちは言葉にもかたちにも表せないほど
持っているつもりです。
夫といつもお庭のことを考えています。
健気で、わがままなお庭のちいさな命たちは
悲しくて下を向いちゃった誰かを笑わせてくれる力を持っている!と思っています。
お庭も「やがて、いのちに変わるもの。」の一つであって欲しいです。
さて、
重たくなったおはなぼーを背中で寝かせながら
また羊毛フェルト遊びをしています。
今度はお人形を作るよりもっと簡単!
材料
原毛、フェルト用ニードル(手芸店や百円のお店にもあります)、
フェルト(土台にする生地もの。綿の布地などでできます。)
用意したもの
作業時のマットになる発泡スチロールの板(箱のフタ)
①土台となる生地の上に
羊毛フェルトをのせて作りたい形に整えます。
これはSANPOHさんのロゴのじょうろを作るところです。
②作りたい形になるように整えながら
チクチクとフェルト用ニードルを抜き差ししていきます。
まっすぐ刺してまっすぐ引き抜くこと
急がずにゆっくり行うのがポイントのようでした。
針が折れてしまいます・・・。
③布に定着したら完成です。
ちょっと高級なスカンジナビアンウール?
とかいう素敵な原毛を混ぜたり
色をミックスしたりしてみました。
ほう、簡単でおもしろいです。
チクチクで作ったのは応援の旗です。
みんな、春がきます。
笑って笑って!
(という気持ちを込めて・・・)
そしてちゃっかりSANPOHさんの宣伝も。
ご近所さんまで歩いていくと、もう健気な応援団たちが姿を見せています。
「春ですよ!めそめそしてたらだめですよ!」
「どうぞ、さわやかな一日を!」
みんなばらばら・・・(笑)
好き勝手な応援のフレーズを口々にドンチャンやってました。
みなさんも早く春の応援団たちに会いに外に出てください。
もしお庭やベランダが無くても、公園はみんなのお庭です。
是非、健気な応援団の精一杯のメッセージを何かキャッチしてきてください!